製品情報

コンパウンドロープは強度の高いワイヤストランド(鉄)と、柔らかさを備えた合成繊維を組み合わせたロープです。主に漁業用として加工のしやすさと強度を兼ね備えた、当社自信の製品です。繊維ロープはポリプロピレンなどを使用する事で水に浮き、強度を高く保った製品です。

コンパウンドロープ

コンパウンドロープの特徴

当社のコンパウンドロープは柔らかくて心が強く、端末加工がしやすいように独自の製法により製造されています。
14mm~60mm までに対応しており、主に漁業用で好評を得ています。ワイヤストランド(1×24)の細くて強力な力と繊維の柔軟な特性を生かし、強靱性、沈降力および弾力性などの特徴をもっています。
さまざまなニーズにあった製品を提供いたします。

コンパウンドロープの構成

構造は3撚4撚6撚コンパウンドがあり、6撚コンパウンドロープがよく使われます。
ワイヤ構成は1×24が一般的ですが、お客様の要望に応じて他の構成でも提供は可能です。耐摩耗性も良好で破断力が高いため長持ちします。
外部に包む材質によってポリプロピレン、ナイロン、ビニロン、ポリエステルなどがあります。

コンバウンドロープの用途

  • 底引き網漁業用・トロール用
  • 定置網漁業用
  • 遊具用
  • 産業用(懸垂橋、吊り橋、山岳橋梁用)

コンパウンドロープの製造工程

1.繊維(ポリプロピレンなど)の糸を撚る

※撚ったものをヤーンと呼びます。

2.ヤーンをストランダーという機械でさらに撚る

※ここで撚ったものをストランドと呼びます。

コンパウンドロープはストランドにする時に中心にワイヤを挿入します。

ストランドを機械(クロッサー)でロープにする

※3撚、4撚、6撚コンパウンドがあります。

繊維ロープ

繊維ロープの特徴

当社の繊維ロープはさまざまなニーズに対応した使用状況にあった繊維を使用することができます。繊維ロープの主流はポリプロピレンですが、そのほか用途によってナイロン、ビニロン、ポリエステルなども使用することがあります。
特徴としては高強力ではあるが熱に弱い軽く水に浮くことができる。滑りにくく伸びの回復が穏やかで耐薬品性に優れています。

繊維ロープの構成

繊維ロープはストランドを3本撚り合わせた3撚ロープ8本撚り合わせた8撚ロープが一般的です

繊維ロープの用途

  • 漁業用(浮子綱、施網用、もやい網、筋縄)
  • 船舶・海事用(ホーサー、タグロープ、ステージロープ、ブイ係留用)
  • 陸上用(耐酸スリングロープ、荷掛綱、シート縁綱)

繊維ロープの素材別特性


ナイロン
ロープ
ポリエステル
ロープ
ビニロン
ロープ

1.14 1.38 1.30


180℃ 238℃ 220~230℃

マニラ比 335% マニラ比 250% マニラ比 158%

マニラ比 82% マニラ比 83% マニラ比 83%


△ ○ ○


△ ○ △

ポリエチレン
ロープ
ポリプロピレン
ロープ

0.96 0.91


110~115℃ 140~160℃

マニラ比 175% マニラ比 212%

マニラ比 70% マニラ比 66%


△ △


△ △