製品情報

玉掛け作業に安心と信頼を与える当社の玉掛用ワイヤロープは細径・太径さまざまな在庫を誇り、お客様のニーズに対応します。素早い対応で、翌日の納品も可能な当社は、高品質のワイヤロープはもちろん、当社自慢の東北以北最大級のロック加工プレス機であらゆる径の加工にも対応します。また、さつま加工も熟練の職人による高品質な製品を提供いたします。

玉掛用ワイヤロープ

玉掛用ワイヤロープ

玉掛用ワイヤロープは一般に玉掛索やロープスリングとも呼ばれ、荷物を吊上げるためにロープの端末を丸く曲げて、輪状に加工したワイヤロープのことをいいます。

玉掛用ワイヤロープの加工方法は大きく分けて2種類あります。

  • 「さつま加工」…ロープの端末を丸く曲げ、端のストランドを本ロープのストランドに細工して輪状にすること。
  • 「ロック加工」…アルミ管をロープに入れて圧縮して輪状に加工すること。

玉掛用ワイヤロープの種類

安全荷重表

1.つり方法の種類

2.安全荷重表

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3.注意事項

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ロック加工(圧縮加工)

ロック加工

楕円状のアルミ管にロープを入れてアイ(輪)をつくり、プレス機で圧縮して締結させる方法。
アルミがロープに食い込んで、摩擦によりロープの性質を損傷することなく完全に締結させることができます。正しく止められた場合、ほぼロープの切断荷重に等しくなります。

図:ロック加工

ロック加工の長所と短所

長所

  • ・作業が簡単
  • ・任意の寸法のものが正確に加工できる
  • ・効率がよく、加工余尺が少ない

短所

  • ・狭いところにアルミ管の部分が引っかかる
  • ・引張る力は強いが横からのさける力に弱い

ロック加工の様子

1.ワイヤロープをアルミ管でとめます。

2.圧縮機でロープとアルミ管を圧縮します。

3.ロック加工した断面です。

さつま加工

さつま加工

「さつま編み加工」「アイスプライス加工」とも呼ばれる加工方法。
アイ(輪)スプライス(結合)という名のとおり、ロープの端末を丸く曲げ、端のストランドを本ロープのストランドに細工して輪状にすることを言います。

アイスプライスには「巻き差し」「かご差し」があり、当社ではどちらでも対応可能です。
「巻き差し」…ロープの端末をほどいてストランドにし、ロープ本体のストランドにそって差し込みながら巻いていく。
「かご差し」…巻き差しと編み込み方が違い、仕上がりが"かご編み"のようにみえる。巻き差しより時間がかかる。

図:さつま加工

さつま加工の長所と短所

長所

  • ・アルミ管がないのでひっかかりが少ない
  • ・どこででも加工ができる
  • ・海水中においても使用できる

短所

  • ・手作業のため若干のばらつきがある
  • ・数量が多い場合時間がかかる

さつま加工の様子

1.ワイヤロープの末端をばらします。

2.ストランドを差し込みながら本体ロープにからませていきます。

3.完成